11/4/06 プラハのホテルにて、チェコ
チェコ語でプルゼニュスキー・プラズドロイ、ドイツ語ではピルズナーウアクヴェル。「プルゼニュ(ピルゼン)の源泉」という意味である。
今から160年程前、ピルゼンで生まれたビール。ピルスナーの文字どうり源となったビールである。今はそのまま社名となって、ピルゼン市の東のはずれにある。
昨日はこのピルゼンまでいってきた。フローレンツのバスターミナルから80Kcを払い、約1時間半バスに揺られた。バスターミナルの前の停留所から2番のトラムで4,5つ目で降りてすぐのところだ。
2時からの英語のツアーに参加する。ビールの造られた背景や歴史を、映像や当時の工房などを忠実に再現した人形などを交えてたっぷり1時間は説明してくれた。ここでビール造り、とりわけピルスナーの作られたわけは、良質のホップ(ザーツ)やボヘミヤの質のよい小麦があったわけだが、それだけではない。地下に砂岩層を掘って作った貯蔵庫はまさに天然のビール蔵で常に6.5℃に保たれ、ビールにとって大変よい状態が保たれている。巨大な地下貯蔵庫に横たわる巨大なビア樽。これらはまさに圧巻であった。
今ではコンピュータ管理され、巨大な金属製のタンクが何基も新しいビルにあるが、見学者に一部樽で作られ、ツアーの最後にみんなに注いでくれる。ふくよかでホップの効いた味はまさにピルスナーの本家本元である。とても旨い。一杯目を軽く飲み干し「Not enough」と伝えたらガイド君が2杯目を注いでくれた。
やはり旨い。えも言えぬ香ばしさと、まろやかさの中にあるキリっとした味わいだ。工場に入った時から、モルトの甘く香ばしいにおいに、ビールを連想せずにはいられず、ツアー中ものどを鳴らし続けたのがやっと報われたと言う感じだ。
ピルゼンに行ってよかった。そして2時のツアーに間に合ってよかった。
プラハに戻ったのは6時少し前になっていたであろうか。バスターミナルでブダペストまでの時間を聞くが、思うような時間がなく、唯一日曜に出発する夜行バスがあったが1260Kcもする。今度は中央駅に戻り、要件を伝えると、ブダペストまで夜行列車が毎日出ていることがわかった。何しろ約600Km 以上離れており、バスだと7時間以上、電車では急行で約6時間45分、夜行では8時間48分もかかる。
11月5日の日曜に夜行列車でブダペストへ行こうと現時点では考えている。
旧市街にある、「金の虎」という意味の、ウ・ズラテーホ・ティグラへプルゼニュースキー・プラズドロイを飲みに行ったが満員で座れない。立って飲むと言っても、注文さえ聞いてくれない。
夜は無理だと諦めてホテルの前の中華料理屋へ入った。これが結構旨かった。ビールもうまく、こんな中華料理店でもきちんと樽から注いでいるようであった。少し愕くと同時にやはりチェコはどこでもビールが旨い訳だと実感した。
今日はこれからプラハ城をぶらぶら歩きながら土産を買おうと思う。ビールマグ2個と姪達へのちょっとしたプレゼントを2,3つ買うことにする。
そして今日早めに「金の虎」へもう一度行ってみよう。